時代劇アイドル編・桂登志子/名奉行 遠山の金さん 第10話:お仙が拾った子(制作/テレビ朝日・東映)

時代劇アイドル編・桂登志子/名奉行 遠山の金さん 第10話:お仙が拾った子(制作/テレビ朝日・東映)

テレビ時代劇ファンであれば、必ず一度はエンディングのクレジットでその名を見かけたことがあるはずの、東映京都が誇る名物大部屋女優、桂登志子さん。しかし同じ大部屋でありながら花形、エースとも呼ぶべき鈴川法子さん田辺ひとみさんなどと違って、常々扱いが地味であるがゆえに、画面に映るどの女優さんが桂登志子さんなのかまで正しく言い当てられる視聴者は、日本広しと言えども数えるほどしかいないでしょう。

だいたいキャスティングされるのが下働き系の町娘とか、まんま百姓娘とか、たまにやったらケバケバしいお女郎さんとか・・・ しかし断じておブスではなく、まぁ何だったら寧ろそれなりに整ったお顔立ちをされているうえに着物姿がよく似合う素敵な女優さんだと思うのですが、ま、「なぜかは知りませんが」女優として「華々しさ」を要求される役を登志子さんが演じておられる作品を一度も見たことがありません!(笑)

そんな愛すべき大部屋女優、桂登志子さんの、熱~い女優魂がパァッと一気に開花したとでも言いましょうか、もう画面におわします間中、世の殿方の視線を一身に浴び続けたであろう、登志子さん一世一代の晴れ舞台となる記念すべき一作をご紹介。松方弘樹氏主演の人気時代劇「名奉行 遠山の金さん」シリーズ初期の作品から。

 

上野山池之端で薬種問屋・山海堂の主、庄右衛門(有島淳平)が殺害されたその日、お仙(坂口良子)は迷子になっていた男児を保護して番屋に届け出るのですが、南町の同心・間半平(柳沢慎吾)や大家の幸兵衛(長門裕之)の意向により、お仙が男児の面倒を見る羽目に。

この男児、庄右衛門が妾のおしの(甲斐智枝美)に産ませた子で名前を庄太といい、子役時代の福原学氏が演じているのですが、こいつがちょっとした騒動を引き起こす・・・。

庄右衛門の弔いに出かけた金四郎(松方弘樹)が、北町の同心・水木新吾(東山紀之)に捕まって「御用の筋にやたら首を突っ込むと、許さねぇぞ」と怒られるシーンから場面が切り替わるや否や、「きゃぁぁぁ!」という悲鳴とともに半裸姿の登志子さん登場!

時代劇アイドル編・桂登志子

生きた蛇を片手に飛び込んで来た庄太を前に、桜湯の脱衣所は大パニック(笑)

「きゃぁぁぁ!」

時代劇アイドル編・桂登志子

推定Dカップと思しき美しいオッ○イ丸出しで逃げ惑う登志子さん。

「きゃぁぁぁ!」

時代劇アイドル編・桂登志子

ひときわ長身であるうえに画面中央のオイシイ所に留まり続けるので、やたらと目立つ登志子さん。

「きゃぁぁぁ!」

時代劇アイドル編・桂登志子

蛇を振り回し続ける学クン、ここでなぜか稲垣陽子さん(左)を・・・

時代劇アイドル編・桂登志子

ロックオン!(笑)

時代劇アイドル編・桂登志子

「何の騒ぎだ!?」と飛び込んでくる半平と二八(志賀勝)の眼前に広がる光景。

時代劇アイドル編・桂登志子

やはりセンターの位置を確保して目立ってる登志子さん。

その光景を前に暫し恍惚の表情を浮かべる半平と二八ですが、足元でニョロニョロ動く蛇に気付いて「きゃぁぁぁ!」と逃げ出す二人。金さんも飛び込んで来て蛇をひょいと掴むと「お縄にして!」と言いながら半平の刀の柄に巻き付けるので(嫌がらせかい・笑)、さらに響く二人の悲鳴・・・。

最後にお仙も駆け付け、「ほんっとに悪い子だ!」と庄太を掴まえる様子を、やはり推定Dカップと思しき美しいオッ○イ丸出しで見守っている登志子さん(右)なのでした。

時代劇アイドル編・桂登志子

 

で、数日後の桜湯にまた現れた登志子さん(と脱ぎ専のお2人)。今回は登志子さんにセリフあり。

「ほらぁ、あの悪たれ小僧さぁ・・・」

時代劇アイドル編・桂登志子

「お仙さんの隠し子なんだってさー」

時代劇アイドル編・桂登志子

っていう話を聞いて、金さんと噂になるのがまんざらでもないお仙さんが上機嫌になったところで、登志子さんの出番は終了であります。

・・・にしても、もう東映京都のカメラ職人さんお得意の、見えそうで見えない絶妙なアングル・・・(笑) はともかく!モチモチして何とも美味しそうな登志子さんのボデー!おまけにお声も可愛らしくて、かなりグーです。

 

脱ぎ専の女優さん(?)は置いとくとして、時にそこそこ大物のゲスト女優がカメラの前で肢体を露わに、といった事が起こってしまうのが、古き良き東映京都発のテレビ時代劇、ということにはなりましょうが、大部屋女優さんのオッ○イ丸出しシーンというのは、東映時代劇史上においても本当にレアケースなのではないでしょうか。

今回取り上げた桂登志子さん以外では、同じ「名奉行 遠山の金さん」シリーズで桑田範子さんらしき女性が、同じく桜湯の入浴シーンにスッポンポンで登場していた事がありましたが、こちらはノークレジットでしたので、あくまで「らしき女性」とまでしか言えません。