竹光カスタム・柄糸の巻き直し編/完結編

下準備が整ったらあとは巻くだけなんですが・・・。
必要な糸は、10mm幅で大刀用(八寸柄)に3.5m、小刀用(五寸五分柄)に2.5mといったところですね。準備したのは正絹よりお得な木綿製。
人絹(レーヨン)だとさすがに安っぽいですね。お土産物屋さんの模造刀みたいになってしまいます。
以前、納品された、人絹の巻かれた竹光の柄(参考画像)。
ソッコー巻き直しました。
あとは各種道具の使い道ですが・・・。
クリップは巻き始めや留めの作業の際、あと休憩するときにも(笑)使えます。
糸の裏に引く滑り止めの薬練(くすね)。
見た目を整えるのに大活躍のクジリ。
先端で見た目を整え、裏でハンマーのように叩いて仕上げます。
目貫を固定するために厚手の輪ゴム。
留めで糸を潜らせる際に、スペースをこじ開けるプライバー(クジリでも代用可)と・・・
糸を挟んで通すプラスチック片(×2)にペンチ。
プラ片はスタバのプラカップから切り取って作成してます。
なお、本職の方は見た目や握り具合を調整するために、菱紙(込め紙)というのを柄糸の下に詰め込むという緻密な作業をやるんですが、もちろん省略・笑
完成。
ま、本職の方の仕事には遠く及びませんが・笑、小道具としてはこれで十分にて候。
下げ緒は桐生堂。
じゃーん!
ゴージャス!
Before。
After。
ま、金具や下げ緒を揃えるのに、そこそこお金がかかるのはここだけの話です・笑
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